2019年07月

表面であり、表ソフトではない。粒高でもない…。
ペン表面に使用する裏ソフトラバーの考察で
「ペン ラバー」とググっても裏面にオススメしか出てこない。
勿論、ドライブ主体の回転重視やミート主体、ブロック重視など様々な振り幅があるのは承知しているが、
現代の裏面と両面を使うペンホルダーを2つのタイプで分けてみる。

ひとつは、バック、ミドル処理に裏面しか使わないタイプ。ペン裏面が常識となった時代から卓球をはじめたのだろうか?トップ選手~中学生まで想像以上に多い気がする…。シェイクラケット圧倒的に優勢の時代だが、初期設定から裏面打法が組み込まれており、
ペン裏面に求められる要素が多くなると思われる。

もうひとつが、裏面打法を使用はするがバック、ミドル処理も表面で処理する場合が多いタイプ。
ペンショート、ペンバックショートを多用するペン片面スタイルから裏面をプラスしたタイプである。
ペン片面時代の経験者が多く、オープン戦などで見かけるが、年齢が高い傾向である。
ペン表面に求められる要素が多い。

私は、後者のペン片面経験者でペンショートを多用するタイプであり、ミドル処理であれば裏面を使うことはない。また、ペン表面に表ソフトラバーを使用していた「ペン表」だった時は表ソフトの中からチョイスすればよく、回転系表ソフトを使用していた。
中学生の練習相手をして、表ソフトの角度打ちを嫌がられ(笑)、裏ソフトを使用することが多くなり、すっかり表ソフトの感覚を失い…裏ソフトを使用することにした。

若年層は、シェイクラケットユーザー、ペン裏面ネイティブが多い為か、「ショート」という技術は前時代の失われた技術となりつつあるようだ。
高年齢層には標準装備の技術と思われる。

上記の理由から、ペン表面に多くの要素を求めて、裏ソフトラバーを探索すると意外と情報が少ない…。
ペンドラまで含めても、「結局…テナジー」の率が高い。
だが、前述の「テナジーかテナジー以外か」でも考察したようにテナジー以外で、ペン表面向きの裏ソフトラバーを探し求めている…。
まだ結論は出ていない。
どちらかというとペン裏面向きのラバーを購入していることもあるが、現在の使用ラケット(馬琳ES中国式)から考えると「ラグザ7」か「ラグザXソフト」あたりが妥当と思われ、「普通」すぎる…。
いいのだろうか?普通過ぎで…(笑)
ペンホルダーが普通でないからいいのか…?
ヤサカの粘着テンション「翔龍」も評判が良く、気になっている。
塗った天極らしい…。グルー時代を完全スルーした私にはわからないが、ショートも大丈夫とのこと。
逆に、テンションよりの「輝龍」はショートがダメらしい。
他にもV15スティフやラザンターシリーズ等、
もう買って試すしかない!というところまできている…。

皆さんは、心当たりはないだろうか?(笑)

卓球をする機会が減り、仕事が忙しいにもかかわらず、練習に行くチャンスを伺い、休日を家族の雑用に費やし、時折ラケットを眺めては、「ラバーが値縮んでいる気がする…」などと思い巡らし、通販サイトのセール情報にアクセスする…。

そんな貴方は間違いなく、このビョーキを患っていると思われる…。

今のところ、リピート買いするほどの練習機会に恵まれていない私は感覚的な微調整にも期待し、ついつい未使用、未試打のラバーを購入したくなる。

前述の 馬琳エキストラスペシャル中国式に
フォア プラクソン400
バック ブースターSA 
だが、バック面に新しいラバーを検討している。
「プラクソン400裏面でいいのでは?フォアにもっと良い裏ソフト使いたい…。」とか
「やはり片面、表ソフトから離れられない…別の表ソフトなら、またペン表できるのでは?ダメなら裏面に使えるし…。」などと考えてしまう。
何点か候補も思い浮かぶが、妥当過ぎて面白味がなく、改めてラバーを購入する意味がなく感じて購入を見送る結果となる…。
テンション粘着など新しいジャンルに期待するが、レビューを読んでは改心し、あまり尖ったラバーを求めてはいけないと自戒する…。
試打できれば良いのだろうが、誰も使用していないラバーを候補にしてしまう…。

皆さんならどうされていますか?

スピード系テンション裏ソフトラバーを使用する選択をし、検証としてスポンジ硬度40~42と限定して
最終的に「プラクソン400」を購入した。
長男の用具にもお金がかかり、ラケット、ラバー以外にも、接着剤、サイドテープ、保護シート等、細々とお金がかかる。
また、私がラバーを購入するまでの間に長男のラケットは変わり(もらえるわけではないので購入している)
ラバーも劣化により交換している。
価格的にも「プラクソン」は失敗したとしても、リスクが少ない。
メーカーの好みもある。長男はバタフライ信者のようだが、私はデザインはアンドロに惹かれ、国内メーカーの中ではヤサカ寄りかと思う。
ヤサカの広告が、馬淋エキストラスペシャルとラグザを推しており(学生チャンピオン等)、ラグザシリーズも気になっている…。

馬琳エキストラスペシャル中国式
フォア プラクソン400
バック ブースターSA 

という用具構成になり、感覚的にも良くなり、実際に球質もかなり向上した。
カーボンラケットから7枚合板への移行が良かったと分析しているが、30年来の卓球でプラ対応した際、最初に使用した用具が初期設定されたのか、しなりの少ない厚めの木材ラケットに柔らかいラバーが感覚的にフィットする。カタパルト効果というらしい…。

「プラクソン400」は裏ソフトラバーとしては相手の回転に鈍感な感じがあり、レシーブがやりやすい。
かといって、サーブは表ソフトよりがかかり、グリップ感もある。スピード系の為、弧線は低いがドライブがやりにくいということもなく、バックショートも様々なスキルにコントロールがきく。
コスパも良く、非常に満足できたチョイスとなった。

※現在はこのラケット&ラバーに飽きてきたのか、バック面のブースターSA を別ラバー(裏ソフト、表ソフト)に変更する構想でいる。
また、ラバー変更の際にフォア面とバック面が反転される可能性も含め考慮している。

スレイバー、タキネス、マークVの時代にラバーを購入していた私にすれば、テナジーの価格は購入をためらう…。
しかも、寿命が短いらしい…。

だが、「一度、使わせてみたい!!」という妻のごり押しにより、64FXを購入した。

通販での購入機会が多い為、必然的にラバーの貼替を私が行うことになる…。
30年前に経験はあるが、長男はシェイクラケット使用なので貼替回数も倍になり、ラバーを切るのも上手くなった…(笑)

新しいラバーを切る前に確認作業として、ハサミでラバーの隅を切ってみることにしている。

テナジーは切りにくい…!明らかに他のラバーと感触が違い、特にスポンジ部分の抵抗感が強く感じる。
かなり気を使い、ラバーを貼るが仕上がりはあまりよくない…テナジーはラバーを切る時点から独特だった。

テナジー使用者と練習対戦すると、明らかに他ラバーと回転が違う…。ツッツキでも「ん?!」と思うような弾道、回転を感じる。
中学生なので毎回ではないが時折、オートマチックにラバーが自動的に回転を加えているような印象を受ける。
経験者であれば、体の使い方、腕の振り、ラケット角度等から、どのような返球がされるか意識的、無意識的に予測しているはずだ。
私の場合、セルボール時代の経験がまだ多いが、プラボールになりスピードダウンと回転がよく見えるようになり、相手が中学生メインで予測を越えてくる場合は多くない。

だが、テナジー使用者の返球は予測値からはみ出す場合が多くあり、体育館の2階席から大会を観覧していてもテナジー使用者がわかる。

実際にテナジーを試打すると、予想以上に使いづらい…。
よく言われる、テナジーのスイングが出来ていないと思われるが、テナジー使用者はテナジーを…。
テナジー以外のラバー使用者は、テナジー以外のラバーを…。
一度、テナジーに慣れてしまうとテナジーしか使えなくなるということがわかる気がした。

価格的にもレベル的にも、テナジーのヘビーユーザーになるにはハードルが高い…。

もちろん、セルボール時代の高弾性ラバー使用経験が長く、ペン表からようやくテンション裏ソフトラバーを使用しはじめた私のスイングにテナジーは違和感しかなく、テナジー以外のラバーを選択する道を歩むことに決めた…。

また、長男にもフィットしなかった…。

過去の考察を記事にしているので、当時の時間はあまり進んでいない。
馬淋エキストラスペシャルへのラケット変更も済んでいないがラバー購入前に、当時の周辺人物の用具状況から考察してみる。

練習に参加(指導もする)している中学校のメインコーチは、用具に全く興味がない…。
入部時の用具購入の際に、大会出場に違反にならなければ良い。
という最低条件のみであり、コーチ自身もいつ購入したラバー、ラケットなのか推測すらできない…。

中学生達は、それぞれである。
卓球に熱心である、なし…用具にも興味がある、なし…。
コーチや家族、仲間に卓球、用具についての知識、経験、興味が無ければ、このような光景は全国至るところで同じ状況なのではないだろうか…。
少なくとも日本海に面した人口10万人程度の地方都市の状況として、購入環境、人材面から恵まれた環境とは言い難い。
市内には大手総合スポーツ用品店(保護シートしか買ったことがない。)と、
20年以上前にタイムスリップしたかのような場末の個人卓球専門店(高齢者向けのグラウンドゴルフ用品が多い)。
ほとんど値引きもなく、品揃えなど期待するほうが間違っている…というレベルである。
隣の市まで行けば、もう少しまともな環境ではある。

幸い現代はインターネット等で中学生も情報収集可能で、通販サイトから購入するケースが多くなる。

中学生がどのような用具を欲しいと思うか?
「テナジー」である…。
市大会などでもいるらしい…。
宣伝広告の勝利である…(笑)
また、ファスタークシリーズも多い…。
またも宣伝広告の勝利である…。

中学生に適したラバーかというと、レベルによるだろう…全国大会レベルと市大会レベルでは話が違う。

身の回りに詳しい人がいないせいもあり、家族が何もわからないまま、高額な用具を購入しているケースも一定数いる。
それでも、周りの中学生がまた欲しがり…というサイクルで…宣伝広告の勝利を感じる(笑)

また、お母さん方の中にはミーハー気質な方がおり、
「テナジー使ったら勝つのかな?」などと言っており
「強くなるかもしれないじゃん‼️」と本人達より何故か「テナジー」に惹かれる方もいる…。
私の妻も、その一人であり…一度は長男に購入、使用している。
次回は「テナジー」についての真面目な考察を…。

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